来週、元カレに会うことになったのですが、その前に……
今日は、ビジネススクールの勉強会の後で、寺沢くんと話をしてきました。
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勉強会が終わってから、寺沢くんにとりあえずお昼を食べに行きましょうと言われて、前回と同じく新宿に移動することに……。
新宿ミロードのMr.FARMER（ミスターファーマー）で軽くランチをしたんですが、席の間隔が狭くてかなりガヤガヤしていたので、ここじゃ話せないなぁと思っていたら、寺沢くんが、この後、映画行きませんか？って。
この間、元カレと映画を観に行くって話をしたばかりなのに……と思ったんですが、寺沢くんが「『ナラタージュ』、一人じゃ観づらいので一緒に観てもらえませんか」って言い出して。
寺沢くん、有村架純ちゃん大好きなんですって！！
なななんか可愛いわ？
そんなわけで、新宿ピカデリーで『ナラタージュ』を観ることに。
（ピカデリーに行く間、寺沢くんの架純ちゃん愛が炸裂してて、面白かったです！）
土曜日だったのでピカデリーは結構混んでいて、ロビーのイスも全部埋まっていました。
飲み物を買うためにレジに並んでいたら、ずっと前に、元カレと映画を観たときのことを思い出しました。
元カレと最後に一緒に観た映画は、『ラ・ラ・ランド』。
元カレは最初、ミュージカル映画はそんなに好きじゃないと言っていたのですが、観終わった後は私以上に気に入っていて、DVDが出たらまた観ようと何度も言っていました。
DVDは8月に発売されて、私はTSUTAYAでDVDを借りて、一人で観ました。
本当は、一緒に観たかったなぁ。
……私が黙っているのに気づいたのか、寺沢くんが「実はおれ、架純ちゃんのファースト写真集、持ってるんですよ」とマジメな顔で言い出して、思わず笑ってしまいました。
架純ちゃんって写真集も出してたのね！
席について、ココアを飲もうとしたら、私の腕が寺沢くんの腕に触れそうになって、ちょっとだけ、ちょっとだけドキドキしてしまったことは、寺沢くんには内緒にしておこうと思います。
寺沢くんの告白と、元カレからの電話
映画が終わり、館内が明るくなると、寺沢くんが私の顔を覗き込んで、ももかさん、結構泣いてましたね？って。
（先週から、寺沢くんは私のことをももかさん、と呼ぶようになりました。それまでは名字で呼んでいたのに）
ちょっと顔が近くて、またその笑顔！反則！って思ってしまいました。
寺沢くんは、何度も架純ちゃん可愛かったなぁと言った後、「おれが坂口健太郎の立場だったら、自分の彼女に携帯見せてなんて絶対言わないですけどね」って。
（映画の中で、坂口健太郎がそう言いだす場面があります)
「寺沢くんは自分に自信がありそうだもんね」と私が言ったら、「おれと付き合ったら、絶対楽しいですよ」って。
（その自信は、どこからくるの！？）
映画が終わって外に出たらもう19時前で、どこも混んでいたので、結局、夕飯はこの間と同じお店に行くことに。
席に着いてから、お酒がくる前にきちんと話しておこうと思って、
「この間の話なんだけど……私はやっぱり元カレが好きだから、もう少しがんばりたい。ごめんなさい」
正直に、そう言いました。
寺沢くんは、しばらく黙った後、
「どうして別れたんですか？」
と聞いてきて、あんまり言いたくなかったんだけど、
「今年の3月に、彼が高校の同窓会に行って、高校時代に付き合ってた彼女と再会して……」
と小さな声で答えました。
寺沢くんは、私の話を聞いた後、運ばれてきたビールを一口飲んで、
「ももかさん、早瀬（ゆっきーのこと）と仲いいですよね。
あいつ、ちょっと同期の中でも浮いてるっていうか、結構ズバズバものをいうし、あんまり同期の女子といるところ見たことなかったんですよ。
でも、社食でももかさんとすごい楽しそうにしゃべってるの見かけて、めずらしいなぁと思って、仲いいんだねって言ったら『あの先輩とは、気が合うから』って。
そこから、ももかさんのこと気になるようになって、あ、もちろん前から可愛いなと思ってましたけど」
と早口に言って、照れたように笑って、もう一度ビールを飲みました。
自分が全然知らないところで、自分のことをいいと思ってくれている人がいるというのがなんだか不思議な感じでした。
その後、寺沢くんはビジネススクールのレポートの話を始めてしまって、私の話はうやむやのまま……
お店を出て、お互い無言で駅まで歩いていたら、寺沢くんが、
「ももかさんは、がんばりたいって言ってましたけど、戻れる保証なんて、どこにもないですよね？
仮に戻ったとして、一度、自分を切り捨てた人間を信用できますか？」
と、先週に引き続き、ものすごい正論を言ってきました……。
先週・今週と寺沢くんに言われたことは、確かにその通りだよね、と思うことばかりで。
同じことの繰り返しになるんじゃないかとか、戻っても元カレのことを本当に信じられるんだろうかとか、私も一度は考えたことがあるんです。
でも、それ以上に元カレが好きで、どうしても諦められなくて、だからそういう気持ちにもフタをしてきました。
「それでも、元カレが好きだから、戻りたい」
私がそう言うと、隣で歩いていた寺沢くんが立ち止まって、
「おれと、付き合ってください」
と言いました。
「だから、私は元カレが好きなんだってば」
と言ったら、私の言葉をさえぎるように、寺沢くんが、
「おれは、ももかさんのことが好きです」
って言って、ギュッて。
ギュッてしてきたの！！！！
ぎゃぁぁぁぁぁぁ！！！！
し、心臓が……！！
駅なので周りに人もいたし、一瞬のことだったんですけど、私、完全パニックで。
寺沢くんの顔が見れなくて、一人でオタオタしていたら、寺沢くんが早口で、
「本当はずっと一緒にいたいけど、今日は帰ります。返事、急ぎませんから」
と言って、また連絡します、と帰っていきました。
自分の人生に、まさかこんなことが起きるなんて思わなかったわっ！！！！
で、地元の駅に着いて歩いていたら、電話がかかってきて、寺沢くんかと思ったら、 まさかの元カレでした！！
（元カレと話すの10日ぶり！！）
「ももか？ 今日やっと、仕事が一段落してさ。……あれ？ 外？」と聞かれて、「うん、今帰り。映画、観てた。有村架純ちゃんの『ナラタージュ』」となるべく落ち着いた声で答えました。
元カレは、「ももかがそういうの観るの、めずらしいね」と言った後で、「泣いたでしょ？」と言って、私が「泣いた。開始10分で」と答えたら、やっぱり、と笑っていました。
ああ、この人はなんで私のことがこんなにわかるんだろう。
私が元カレを好きなのは、こういうところで、でもこの気持ちをほかの人にわかってもらうのは、きっとムリだ。
元カレは続けて、
「あのさ、前に映画観ようって言ってたけど、その前にももかに話したいことがあるんだけど、来週水曜あたり会社終わった後、会えないかな？」
って言ってきて、これまさか復縁申し込まれちゃうやつ！？と、びっくり！！！！
「うん、大丈夫。もうすぐ家に着くから、時間と場所はまたメールで決めよう」
と慌てているのを悟られないように言って、電話を切りました。
なんか今日一日で、すごいこと起きてるわ？？
元カレが話したいことがあるって……
- 復縁しよう
- 転勤が決まったんだ
- 結婚が決まったんだ
これくらいしか思いつかない……。
皆、どう思う？
これ、1よね？？
まさかの3だったら、死ぬわっ！！
とりあえず、来週水曜日（10月25日。前回、元カレに会ったのが10月7日だから、18日ぶり）！！
遅くなっても絶対ブログ書くから！！！！（見に来て！！）
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でも、その前に、寺沢くんに返事をしないと……（でも、私、一度断ってるのよね？？）。
うーん……。
家に着いて、お風呂から出たら、寺沢くんからLINEがきていて、
「今日は楽しかったです。ナラタージュ観るのつきあってほしいって言ったの、本当は口実。ももかさんと、一緒にいたかったから」
と書いてありました。
LINEを見たら、別れ際のドキドキが蘇ってきて、うわぁ……となりました。
寺沢くんが、まったくタイプじゃなかったら、こんなことにはならなかったと思うんだけど……
正直言うと、見た目細身でシュッとしてて結構好きなタイプだし（私服もシンプルでカワイイ）、笑顔も可愛いし（神木くん！）、何より私のことをいいと言ってくれてるし……
私、元カレにふられたときに、ああ、もうこの人は私を必要としてないんだなぁと思って、それがすごく悲しかったんですよね。
でも、寺沢くんは、今の私を好きだと言ってくれて、私が寺沢くんを知るずっと前から、ちゃんと私の存在を認めてくれていて……
……あら？ 何を言いたいのかわからなくなってきたわ？？
単に、元カレにふられて空っぽだった私の愛情タンクが満たされていくことが、うれしいだけなのかな……
うむむむむむ。
皆だったら、どうする？？ やっぱり元カレよね？？ まさかの寺沢くんを選ぶって女子もいたりする！？
（でも、寺沢くん、2歳も年下よ！！）
色々考えた末、寺沢くんへのLINEには、「ナラタージュ、いい映画だったね。今日はありがとう」と書いておきました。
と、とりあえず水曜日。。
あーでもこれズルイよね、なんか保険かけてるみたいで……。
でもさ、、、
……って大変まとまりのないブログですみません……。
また気持ちが落ち着いたら、ブログ書きます！！
（でもでも、やっぱり元カレが好きよ？？）
有村架純、松本潤主演 映画『ナラタージュ』感想
最後に、『ナラタージュ』の感想を……。
『ナラタージュ』は、有村架純ちゃん、松本潤さん主演のラブストーリーです。
（※注意。ネタバレありです！）
【ストーリー】
泉（有村架純）は、高校3年生のときに演劇部に誘ってくれた教師の葉山（松本潤）に、ずっと想いを寄せていた。
卒業式の日以来、2人が会うことはなかったが、大学2年の春、葉山から「後輩のために、高校の卒業公演に参加してくれないか」と突然電話がかかってきて……
登場人物、皆が皆、「手に入りそうで入らない距離」にいる人を必死に想っていて、でも報われない。とても切ない映画です。
小野（坂口健太郎）…出会ったときから泉が好きだったが、泉と付き合った後も、泉がまだ葉山を好きなのではないかという不安が消えず、嫉妬心を募らせていく。
↓
泉（有村架純）…学校に居場所がなくなったときに自分を救ってくれた葉山のことを、高校卒業後もずっと忘れられずにいる。葉山への思いを断ち切るために小野と付き合い始めるがうまくいかない。
↓
葉山（松本潤）…自分の母との同居で精神的に追い詰められた妻への罪悪感があり、もう一度妻とやり直したいと思っている。高校時代から自分を慕ってくれる泉に、つい思わせぶりな態度をとってしまう。
↓
葉山の妻（市川実日子）…葉山の母との同居で精神的に追い詰められ、今は実家に戻っている
矢印が全部、一方通行！！
特に、泉はなかなか葉山先生を吹っ切れないのですが、それもこれも葉山先生が……
今は離れて暮らしている奥さんと離婚が成立していないにもかかわらず、泉には「別れた」と嘘をついたり（後々、泉にきちんと説明しますが）、高校の卒業式の日に突然泉にキスしたり、風邪をひいた泉のアパートに行ってお粥を作ってあげたりと、かなり思わせぶりなのですよ。
（葉山先生の中途半端な態度って、結局、泉にずっと好きでいてもらいたいだけよね？？）
泉は泉で、小野くんと付き合ってみたものの、心はずっと葉山先生にあり、それに気づいた小野くんが嫉妬しまくる、という構図。
（泉は、小野くんに対して「ちゃんと好きだよ」と言うけれど、小野くんは自分がそれほど愛されていないことに気づいていて、それが小野くんの「不安」をつくり出している）
これが「手に入りそうで入らない距離」ってやつか！
ぐっどうぃる博士のテクニック、最強だわ！！と思いながら観ていました。
しかもね？ 葉山先生ってば、夜中に突然、泉に電話をかけてきてね？
（このとき、泉はもう小野くんと付き合っていて、一緒のベッドで眠っていました）
「君と話がしたくなったんだ。なんで君は、ぼくにあんなにも心を開いてくれたのかなぁ……？」
って、何それ！！
これ、絶対、「俺通信」という名のメルマガよ！！
泉、気づいて！！！！
……って、違う違う、こういう風に観る映画じゃないわ。
（純粋に映画を観ようと思っていたのに、ついつい、ぐっどうぃる博士の恋愛理論に当てはめてしまう自分がいました(;´∀｀)）
ところどころツッコミどころはあるものの、切ない映画なのでハンカチ必須です！
ラスト、泉が会社の後輩（瀬戸康史くん）と懐中時計（葉山先生にもらったもの）について話す場面があるんですが、ここがすごくよかったです。
ただ、2時間20分という時間の中に小説1冊分を詰め込むので、描写が物足りない部分もあったかなぁ。
（演劇部の女の子の苦悩と葛藤が深く描かれていないので、この女の子の部分、感情移入しにくいです）
でもまぁ一言でいうと、「架純ちゃんの演技、最高！！」でした。
（松潤は……う、うん……）
そして、エンディングの主題歌がとてもいいのです。
RADWIMPSの野田洋次郎さん作詞・作曲で、adieu（アデュー）という方が歌っています。
あなたが見つけ出してくれたこの心を あなた無しでも わたしは離さない
どんな昨日より 明日が好きだと 少しの背伸びと本音で 今は言えるよ
ステキ！！
ということで、ネタバレ失礼いたしました〜。
興味のある方は、ぜひ！
愛をこめて♡
ももか
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